男心は、難しい
男女シリーズの共同執筆です。
私は、人間に生まれて34年目になる。
そして、この34年のうち
半分以上、未だにクリアできない
難攻不落の高難易度ダンジョンが存在する。
その名も、男心。
今日は、誠に勝手ながら
私がこれまで出会ってきた男性たちから学んだ、
男心を難易度別に発表したいと思います。
なお、これは完全にちなみ調べの
「中間報告書」です。
全国の男性に当てはまる保証はありません。
ご了承ください。
レベル1:なんでもいいよ
男心界の、定番中の定番。
「今日、何食べる?」
「なんでもいいよ」
「週末、どこ行く?」
「どこでもいいよ」
ここまでは、まだいい。
でも、たまにあるコレ。
じゃあ、ガッツリラーメンは?
「うーん、ちょっと重いかな」
じゃあ、お肉? 焼肉は?
「昨日食べたじゃん」
じゃあ、お寿司にする?
「あ、今はそんな気分じゃないな〜」
いや、それなんでもよくないやん!!
選択肢をへし折るなら最初から
「ラーメン以外!」って言ってほしい。
ただ、これも決して意地悪や投げやりではなく「本当に相手の行きたいところに合わせようとしている」
という優しさのケースもあるらしい。
その「純粋な優しさ」なのか、
それとも「ただ考えるのが面倒くさいだけ」
なのか。
その判別、未だに見極められません。
レベル2:一人になりたい
ある日、前触れもなく突然言われる。
「ちょっと、一人になりたい」
このセリフを聞いた瞬間、
平然を装いつつ脳内は一瞬でパニックの嵐。
「え、私、何かしたかな?」
「嫌われた?」
「もしかして、関係終わる……?」
最悪のシナリオをぐるぐると妄想が始まる。
しかし、本当に言葉通り
「ただ一人になりたいだけ」だったりする。
脳内の充電。
感情の整理。
あるいは、完全なる「無」。
一部の男性は、ピンチの時や疲れた時
あえて誰とも関わらずに距離を取ることで、
HPを回復することもあるらし。
これは、私もたまにあるから理屈は分かる。
でも、こもられている間の
絶妙な距離感、引き算の塩梅は、
東大入試並みに難しいのですよ。
レベル3:離れそうになると追いかけてくる
付き合いが長くなると、起きてくるコレ。
連絡も減った。
リアクションも薄い。
こちら側の気持ちだって
無限に湧き出るわけじゃないから、
だんだんとエネルギーが切れて、
心が離れていくことがある。
すると、なぜかこちらの
フェードアウトを察知した瞬間に、
急に猛スピードで追いかけてくる男性がいる。
慌ててお洒落なお店を予約したり、
マメに連絡をしてきたり。
いや、どこにいたのよ、今まで。
こっちはずっと、待ってたんだぞ。
男性側からすると、
本当に「失うかもしれない」と現実の危機に
直面したときに、初めてその存在の大きさや
大切さを再認識するらしい。
追いかけられたら、
ちょっとだけ胸の奥が跳ねる。
でも、こちらの感情のタイミング
とは1ミリも噛み合わない。
男心の野生のセンサーどうなってるの。
レベル4:付き合った途端にスピードダウン
これはもう、
人類史における最大のミステリーだと思う。
付き合う前は、
あんなにマメだったじゃない。
毎日LINEをくれて、毎日電話して、
隙あらば「会いたい」って言ってくれて。
ちょっとしたメイクとか髪型の変化にも
気づいてくれて。
ところが。
「付き合う」という契約が交わされた瞬間、
なぜか強烈な急ブレーキがかかる男性がいる。
あからさまに減る連絡頻度。
目に見えて低下する返信の速度。
「あれ? 私、何かしちゃった?」
しかし、男性のからすると、
付き合う前は全力で「追いかけるフェーズ」。
そして付き合った後は、
自分の味方になったという
「安心フェーズ」に移行しただけらしい。
釣った魚に餌をやらないんじゃない、
家族のような安心感に包まれているだけらしい。
いや、分かるは分かる。
頭では200回くらい納得した。
だけどさ。
こちらとしては、
お付き合い後も、まだまだドキドキしたいんだよ?
レベル10:言葉より行動を見て
そして、ついに現れる最深部のラスボス。
一気にレベルも上がる。
私にとって、男心最大の難関。
それが、
「言葉より、俺の行動を見てほしい」という主張。
私としては、
言葉でちゃんと確認して、
ホッと胸を撫で下ろしたい時がある。
私のこと好き?
会いたいと思ってくれてる?
今、どう思ってる?
ところが男性は、真顔で
「好きじゃなかったら、そもそもこうやって一緒にいない」
「好きだから会ってるんだよ」と、
至極シンプルな最短ルートのロジックを展開する。
なるほど。分かりました。
では、あなたの「行動」を見ましょう。
確かに、デートの計画はしてくれるし、
約束の5分前には来て嬉しそうに手を振ってくれる。
会いにきてくれる。
そこに嘘はない。
だけど、日常の「連絡事情」に、
大いなる難があるのです。
男性にとって、
連絡=業務連絡のための手段・ツール
なことが多い。
だから、デートの日時と場所を決めて、
カレンダーに登録したら、
その時点で「任務完了」。
でも、女性の場合
連絡は=日常の繋がり・温度の確認
だったりする。
会えない日常の、
なんてことのない隙間でも、
少しだけ繋がってると嬉しかったりする。
「おはよう」
「おやすみ」
「おつかれさま」
「あの映画、すっごく楽しかった!」
「次はあのお店に行ってみようよ」
「今日の肌は絶好調」
そんな、小さな日常のやり取りにも
温もりを感じて、愛おしくなるのです。
……と、ここまでPCのキーボードをを叩きながら、
難しい男心の書き連ねてきたけれど。
男心って一括りにするべきなのだろうか?
確かに、
何となく全体の傾向としては同じな気もする。
でも、巷の恋愛メディアやSNSを開けば、
「男心の特徴5選!」とか
「これをする男性心理とは?」なんていう、
マニュアルがいくらでも流れてくる。
でも。
目の前にいるその人が、
そんなマニュアルに綺麗に当てはまるのか?
一括りに「男心」と言ったって、
育ってきた環境も、今置かれている立場も、
傷ついてきた過去も、みんな少しずつ違う。
好きだから安心して、
連絡が遅くなる男性もいれば、
好きだからこそ不安で、
仕事中もスマホ握りしめてる男だっている。
言葉にするのが本当に苦手な不器用な男もいれば、
言葉は天才的に甘いけれど、
行動が伴わない野生のチャラ男だっている。
結局、誰かが作った攻略本をいくら熟読したところで、
目の前のその人とちゃんと向き合わなければ、
意味がない。
大事なのは、
一般論の「男心」を学ぶことじゃない。
「目の前にいるその人」に、
どれだけ真っ直ぐに向き合えるか。
格好悪くても、傷つくのが怖くても、
相手の本当の言葉や行動を見つめること。
それ以外に、
このダンジョンを進むルートはないのだと、
ようやく気づいた。
とはいえ。
私の人生は、まだまだこれからも続いていく。
これから先、新たな高難易度の男心を
引っ提げたモンスターが現れるかもしれない。
でも、
分からないからこそ、面白い。
すれ違うからこそ、
たまにパズルがガチッと噛み合った瞬間
ドキドキや、トキメキはもちろん
信頼関係だって生まれる。
きっとこれからも、
男心の攻略本は存在しない。
攻略できないからこそ
目の前の人に向き合い、
高難易度ダンジョンに挑み続ける。
今年で34歳。
男心の研究は、まだ終わらないのである。
そして、
男心が難しいなら、女心だって十分難しい。
ここまで好き勝手に男心を語ってきたけれど、
どうやら向こう側にも言いたいことが山ほどあるらしい。
男性代表・たけひさ|コンセプトマーケティング さんによる
「女心は、難しい」開講です。
【あとがき】
男女シリーズで書きたかった
「男心」と「女心」
書くなら、たけひささんとか
いいなと思ってコラボ依頼をしたら
快く承諾してくださいました!
これね、思いついたときは
「めっちゃ面白そうじゃん!!」
ってなってたんですけど。
書き始めたら、話が膨らみすぎて
迷走しちゃって…笑
たけひささんにも何度も見てもらいながら
あぁでもない、こうでもない
って言いながら何とか形にしていきました。
本当に一時はどうなるかと思ったけど
それも含めて本当に楽しかった!
たけひささん
本当にありがとうございました!



以下、全力で「言い訳」します
レベル1:なんでもいいよ
投げやりじゃなくて逆なんです
こちらを尊重してくれる相手だからこそ
「相手の希望を外して我慢させたくない」が強くて、間違えられない
だから「喜んでくれるなら何でもいい!」が本音
……でも「ラーメンは重い」みたいな否定はしませんので、そこはご安心を!
レベル2:一人になりたい
余裕がないとき、
近くにいる人にやさしくできない自分が出そうで怖い
だから大切な人ほど避けたくなる
でも実は——うまく返信できなくても、
その間にかけてもらえる言葉は、
めちゃくちゃ嬉しかったりします
(自分でも「めんどくさいやつだな」と思いますが…)
レベル3:離れそうになると追いかけてくる
十分伝わってると思ってた相手が急にいなくなる
こちらは「え?????」の錯乱状態
いつ気持ちが離れたのかも分からず、焦って取り繕ってるだけです
レベル4:付き合った途端にスピードダウン
「余裕のある男がモテる」ってよく聞きますよね。
でも付き合うまではそんなこと言ってる余裕なんてない(だからモテないんですが…)。
で、せっかく付き合えた=認めてもらえたんだから、
今度こそ余裕のある男を演出するぞ、と気を引き締めた……
はずが、それがそのまま急ブレーキに見えてしまうという裏目状態
レベル10:言葉より行動を見て
「行動を見て」は言葉をサボってるんじゃなく、
毎日スキを言うと特別感がなくなるかも…と葛藤してるんです
「連絡=業務連絡」も同じで、
「○○行きたい」「髪切ったよ」なんて言われたらすぐ会いたくなる
でも約束は週末。会いたいばかり言ってたら「余裕のないやつ」と思われそうで……
その結果「連絡は最小限、会ったときに頑張る」に全振りしてしまう
面白い企画ですね!