ひまわり
あなただけを見つめる。
花言葉シリーズ
kindel書籍「花想」7月より。
七月の太陽は、少しだけ残酷だ。
隠したいものまで、すべて照らしてしまう。
影は濃くなり、輪郭は鮮明になる。
だから、夏が少し苦手だった。
あなたといる時だけは、
人の少ない道を選ぶ。
少し前を歩くあなたの背中を、
私は黙って追いかける。
並んだり。
離れたり。
また、近づいたり。
触れそうで触れない距離を、歩く。
どこへ行くのかは、あまり重要ではなくて、
あなたがいて、私がいる。
ただ、それだけでいい。
知らない街も、見慣れた景色も、
少しだけ違って見える。
私は、あなた見だけをつめている。
あなたは、ただ前を向いていて。
横顔。
歩く時の癖。
時々、細める目。
眠くなるときの声。
きっとあなたは気づいていない。
どうか振り向かないで
知らなくていい。
知られてしまったら困るから。
私たちの間には、
名前のないものが多すぎる。
言葉にすれば、いつか壊れてしまう。
そんな気がするから
何も聞かない。
何も決めない。
今日の続きも、明日の約束もしない。
ただ、あなたの隣にいられる時間は、
静かに抱きしめる。
誰も知らない。
私とあなたしか知らない。
そんな世界も、悪くない。
少し歩くと、ひまわりが咲いていた。
同じ方向を向いて。
迷うことなく。
真っ直ぐに。
太陽を見つめていた。
この、ひまわりたちみたいに。
あなたと同じ方向を見つめて、
時々、あなたのことも見つめていきたい。
七月がくるたびに、
ひまわりの花言葉を思い出すだろう。
なんて正直な花なのだろう?
誰にも隠さない。
恥ずかしがりもしない。
私には、そんなふうにはできないけれど。
誰にも気づかれないように、
ひまわりよりも、
少しだけ上手に隠しながら。
あなただけを、見つめる。
Photo by chinami.
【ひまわり】
七月の太陽は少しだけ残酷で
隠していた気持ちまで照らしてしまいそうだ
少し前を歩くあなたの背中を追って
並んでは 離れて また近づいてゆく
触れそうな距離なのに
ふれない理由を知ってる
名前をつけた瞬間に壊れそうな二人だから
ひまわり
あなただけを見つめたい
あなたはただ前を向いていて
同じ空を見ながら
今 あなたの隣にいる
それだけを抱きしめたい
見慣れていた景色も
あなたがそこにいるだけで少し違って見えた
笑うときの癖とか
眠たいときの声とか
どうでもいいことばかり私は覚えていく
どうか 気づかないで
この気持ちに触れたなら
戻れなくなる気がするから
ひまわり
あなただけを見つめてる
誰にも気づかれないように
会いたいも言わなくていい
寂しいも隠しておくから
今 あなたが笑っている
この時間を覚えていたい
道の向こう
ひまわりが咲いていた
迷うこともなく太陽だけを見ていた
ひまわり
あなただけを見つめたい
あなたはただ 前を向いていて
同じ方向を歩いていく
この気持ちに名前はいらない
誰も知らない世界でいい
七月が来るたび
あの花を思い出すだろう
ひまわりより少しだけ
うまく想いを隠しながら
あなただけを見つめていく
ひまわりのように




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可愛いテイスト😍✨10代にタイムスリップ!!
なんか新しいテイストでいいですね🌼