平成一桁ネェさんによる、平成を愛でる会、開幕
センター問い合わせをしていた、不便で、愛おしい私たちの青春。
突然ですが、
平成生まれの、みなさん。
平成を生き抜いてきた、みなさん。
ちょっと、ここに集合してください。
今日は、
令和の圧倒的な便利さを一旦横に置いて。
不便だったのに、
なぜか、最高に楽しかった「平成」を、
全力で愛でる会を開催いたします!
(異論は認めます。でも、思い出補正は認められません。笑)
【通信機器編】
スマホなんて存在しない、
個性あふれるガラケー時代。
王道、パカパカガラケー。
ちょっとカッコつけたい人は、スライド式。
おしゃれ組は、着せ替え式。
機種選びで、かなり性格出る。
ちなみに私は、Pシリーズ民だった。
学生の頃流行ったウィルコム。
友達と、後ろの電池パックの
カバーを交換するのも謎に流行っていた。
あれ、冷静に考えるとなんで交換してたんだろう?
意味なんて分からないけど、
それすらも、楽しかった。
ケータイにも、定期的にムーブが起きた。
プリクラ貼りまくったり、ギラギラにデコったり
ストラップ何個も付けまくって、気づけば重量級。
もはや、通信機器じゃない。
電話する時、ストラップ邪魔すぎて、
金八先生なみに頭振る、アレも思い出のひとつ。
そして、あの頃は、既読なんて概念はなかった。
代わりに存在したのが、
【センター問い合わせ】
問い合わせ中…
問い合わせ中…
問い合わせ中…
まだメール来てない…。
そして、また始まる
問い合わせ中…
今思うと、
既読よりちょっとだけ執着強め。
今みたいに、
IDもQRコードもない時代。
連絡先交換は、
ケータイ同士を近づけて行う赤外線通信が主流。
送信中、絶対動かさない。
失敗したら最初から。
あの頃、
連絡先交換にも、繋がることにも全力だった。
メールをする友達は、メル友。
LINEのような短文文化なんてない。
長文。
絵文字。
顔文字。
デコメ。
感情を表す時は(笑)(汗)(照)のフルコンボ。
そして、一瞬流行ったギャル文字。
返事ぁレ)ヵゞと→
×っちゃぃぃ天気ナ=″ね!
了解∪ナニょ〜★
日曜日フ°リ行⊇ぅ!
6割読めた人。
平成適性検査、文句なしの合格です。
当時は、普通に読めてた。
今見ると、ソッコーで解読班呼びたくなる。
さらに伝説のチェーンメール。
通称チェンメ。
○人に回さないと呪われる。
好きな人と両想いになれない。
不幸になる。
願いが叶う。
ってやつ。
今なら、
即削除、即ブロック案件。
でも、当時は純粋すぎて、
恐怖と期待に揺れて友達に回しちゃってた。
あの時付き合わせてしまったみんな、
本当にごめんなさい。
さらに、一世風靡した
「前略プロフィール」もあった。
個人情報、出しすぎ問題。
学校。
趣味。
血液型。
好きなタイプ。
全部公開。
そして謎ルール、キリ番踏み逃げ厳禁。
キリ番踏んだら掲示板に一言
書かないといけないやつも、
今思えば、非常に謎すぎる。
あとは、
モバゲー
デコログ
mixi
その辺も一通り経験した。
そして、
ケータイを語る上で忘れてはいけない存在。
「着うた」
ここ、完全に人格出る。
家族。
友達。
好きな人。
流れる音楽、全部変える。
モー娘。
ミニモニ
オレンジレンジ
大塚愛
YUI
倖田來未
浜崎あゆみ
湘南乃風
EXILE 第一章
GReeeeN
西野カナ
加藤ミリヤ
HY
青山テルマ
サスケ
レミオロメン
ファンモン
ちなみに私は、こんなラインナップだった。
【家族】
(着信・メール共通)
HOME MADE 家族「サルビアのつぼみ」
【友達】
(着信)
西野カナ「Best Friend」
(メール)
青山テルマ feat.SoulJa「そばにいるね」
【好きな人】
(着信)
オレンジレンジ「花」
(メール)
オレンジレンジ「ラブ・パレード」
着うた鳴った瞬間、心拍数変わる。
通知音ひとつに、人生のエネルギーかけていた。
待ち受け画面も、なかなか個性の殴り合いだった。
歌詞画。
カナヘイ。
仲仔画。
パネェ画。
ラブ友。
きむ。
デコメ素材。
好きな人の名前入り画像。
画面いっぱいのポエム画。
そして、彼氏とのペア画。
別れた後、
待ち受け変える瞬間、妙に現実に戻って切なくなるやつ。
The 青春、ここにあり。
【学生時代編】
女子の命。
ルーズソックス。
ケープ。
大きめカーディガン。
リプトン。
そして前髪。
湿気は、最大の敵。
体育の授業が終わった瞬間、
すべての前髪が死滅して終戦を迎える。
音楽は、CDをTSUTAYAかゲオに借りに行く文化。
MDに焼いて、友達や好きな人と交換。
タイトルは手書き、
猛者は手書きの歌詞カードまで作る。
地味に愛重め。
忘れてはいけない、愛おしい文房具たち。
まずは、プロフィール帳。
好きな食べ物。
将来の夢。
好きなタイプ。
全部が知れる便利な優れモノ。
友達同士で盛り上げるのも楽しい。
そして、
いかに自然に好きな人に、気になる男子に
「これ書いて~!」と渡せるかも勝負のひとつ。
そこには、友達との緻密な連携プレーが
不可欠だったりする。
香り付きペン。
ロケット鉛筆。
ポケットカラーペン。
缶ペンケース。
食べ物の形した、
消しゴムとしての用途を果たさない消しゴムたち。
授業中、意味なく眺めてた。
テレビをつければ、翌日の話題が全部詰まっていた。
学校へ行こう!未成年の主張。
はねトビ。
ハモネプ。
エンタの神様。
めちゃイケ。
トリビアの泉。
あいのり。
恋空。
世界の中心で愛を叫ぶ。
個人的に、
トリビアの泉の「へぇボタン」は
めちゃくちゃ欲しかった。
ゲームといえば、
たまごっち。
ゲームボーイ。
64。
友達の家集合して、至福の時間。
コントローラーのコードが抜けて喧嘩して
5分後には笑って仲直りするまでがワンセット。
写真は、使い捨てカメラ
「写ルンです」
修学旅行の最大の友。
撮る時は、かなり慎重。
撮り直し不可。
現像して、受け取るまで仕上がりは一切見れない。
半目。
指入ってる。
真っ暗な写真。
全部ある。
でも、
それすら全員で指を指して笑っていた。
ちょっと、愛おしすぎる。
そして、
絶対外せない存在、プリクラ。
「盛る」という概念、
たぶんプリクラが教えてくれた。
目は大きく。
化粧は濃いめ。
肌は白く。
上目遣い。
そして、落書きにも命かける。
我等友情永久不滅。
信じる、絆。
プリ帳も作った。
ポスカでかわいく装飾して、
放課後には、プリの交換という儀式も行われた。
ただし、プリ帳の貼る順番。
ここ地味に大事。
仲良い順とか言われた日には、
女子社会、開戦。
今思い出しても、平和な時間。
青春、全部そこにあった。
今、思う。
便利になった、令和の今も好き。
通知は早い。
音楽もサブスクで聴き放題。
写真もスマホで無限に撮れて、
撮り直しもその場でできる。
連絡先交換も、たったの5秒。
でも、
センター問い合わせボタンを何度も押して
好きな人だけの着うた設定して
赤外線失敗して、笑いあって
プリクラ撮って、しょうもないことで盛り上がって
写真の現像もワクワクしながら待っていた
少し不便で。少し面倒だった。
平成。
あの頃の私たち、
ちゃんと毎日忙しく青春してた。
今みたいに、スマホ一台で世界中と繋がれたり
出会いも多い時代でもない。
連絡帳に入っているあの人の連絡先。
なんか、ちょっと特別だった。
待つ時間も。
会う約束も。
返事ひとつも。
全部今より少しだけ、重かった気がする。
今、
あの頃を思い出して、少しだけ切ない。
ちょっとだけ。
あの頃の自分を羨ましく思う。
未来なんて全然見えてなかった。
なのに。
ただ毎日、楽しかった。
今より不便だったはずなのに、
どうして、あんなに全部が特別だったんだろう。
平成。
忘れたくない、
愛おしくお守りみたいな思い出が詰まってる。
……これにて。
平成一桁ネェさんによる、「平成を愛でる会」。
本日の活動は、終了します。
これより、
平成の同窓会を永久開催します。
あなたの引き出しに眠っている、思い出持参のうえ、
忘れてたあの頃の平成をひとつ、置いて帰ってください。
平成、ありがとう。
あの頃の、私たち
ちゃんと楽しかったよ。
また、会いに来るね。








俺は昭和だからな、最初は自動車電話だった。で、その携帯電話の基地局、鉄塔をたてる仕事を長年していた。
センター問い合わせの執着、令和の既読よりある意味こわいですね。笑
でも、赤外線を失敗して笑ったり、現像した写真の半目まで思い出になったり、あの頃は不便がちゃんとイベントになっていました。
読んでいたら、使っていない引き出しから昔のプリ帳が出てきたような気分になりました。